議員が辞職 座席リクライニングのマナーとは?

北海道議員が座席リクライニングを巡るトラブルで辞職しました。座席のリクライニングに関するトラブルはしばしば耳にしますが、そのマナーはどうなっているのでしょうか。

トラブルが最も多いのはやはり……

 まず鉄道について考えてみましょう。個人的な話で恐縮ですが、日本の全鉄道路線に乗った鉄道ライターとしての経験からいいますと、普通車・グリーン車にかかわらず「リクライニングするな」といった場面には1回も出会ったことがありません。しかし聞いた話によると、そうしたケースもあるようです。

 飛行機の場合はどうでしょうか。座席の前後間隔にある程度の余裕があるJAL、ANAなどのレガシーキャリアでは、鉄道と同様の印象があります。しかし、座席の前後間隔が狭いLCC(格安航空会社)の場合はどうでしょうか(LCCでもリクライニングは可能)。

 日本国内線のLCCに初めて乗った際、ひとつ驚いたといいますか、感心したことがあります。ほとんどの人がリクライニングしていないのです。その後も何度となくLCCに乗っていますが、やはり同様です。どういう心理が働いているのでしょうか。いろいろと想像できそうです。

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東京~大阪間の夜行便などに使用されるJRバス関東の2階建て3列シート車内。

 そしてバス、特に夜行バスはどうでしょうか。狭かったり夜行であったり、リクライニング角度が大きいせいか、リクライニングのマナーについては最もトラブルを耳にします。夜行バスの場合はたいてい発車の際、「座席を倒す際はあらかじめ後ろの人にお声がけして……」とアナウンスが入りますが、それだけトラブルが多いことの証でしょう。

 座席が倒れるようになっているんだから可能な範囲で倒すことは問題ない。リクライニングする際は後ろの人の空間に入り込むのだから声をかけるべきだ。リクライニングのマナーについては様々な考えがあるようです。

 ただマナーは別にしてどんな場合でも、勢いよくリクライニングさせると後ろの人を驚かせますし、座席の背面に設置されているテーブルなどが揺れて実害が出る可能性もありますので、この点は気をつけるべきでしょう。

【了】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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