第4種踏切はなぜ事故が多いのか

列車本数も通行量も少ないのに

 国土交通省の同資料によると、平成25年度末の踏切数は合計33,665ヶ所。そのうち「第1種」は29,880ヶ所で全体の88%、「第3種」は794ヶ所で全体の2%、「第4種」は2,981ヶ所で全体の9%です(四捨五入のため合計で100%にならない)。

 踏切の種類別設置数と、踏切の種類別事故発生数を比較すると、「第1種」は設置数が全体の88%で事故数が全体の84.7%。「第4種」は設置数が全体の9%で事故数が全体の13.2%です。「第4種」は設置数の割に事故数が多くなっています。

 また「第4種」は多くの場合、列車本数も通行者数も少ない場所で使われます。それだけを考えれば事故発生数は少なくなりそうなものですが、そうはなっていません。

 列車本数が少なく、交通が混雑しているわけでもない「第4種」で、なぜこれだけ事故が多いのか。警報器や遮断機がないという要因を改善すると共に、合わせて考えても良いのかもしれません。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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