導入進む液晶画面を使った車内広告 路線で異なるその料金
小田急でも来春から導入されるなど、紙から液晶画面へ次第に移りつつある車内広告。その料金はどれくらいなのでしょうか。路線によって結構、違っていたりします。
WiMAXで列車へ広告を配信
東京と神奈川方面を連絡する小田急電鉄は2015年3月9日から、その一部車両に設置されている液晶ディスプレイを広告媒体「小田急TV(オダキュウティーヴィー)」として運用していくと発表しました。
この「小田急TV」は、車内の乗降用ドア上部に2画面設置されている液晶ディスプレイのうち、左側にあるディスプレイに広告コンテンツを放映。小田急は「お客様の目に付きやすい広告媒体として、高い露出効果が見込まれます」しています。また「小田急TV」という名前について、「テレビのように、幅広いお客さまに対し鮮度の高い情報をお届けする媒体を目指し命名しました」とのことです。
運用開始は2015年3月9日で、放映区間は小田急線の全線です(小田急線の車両は箱根登山鉄道線、東京メトロ千代田線にも直通運転)。縦横の比率が16:9の17インチ液晶ディスプレイに、WiMAX通信で広告が配信されます。WiMAXは走行中の車両への一斉配信が可能であること、速達性があることが特徴といいます。
ただ3月9日時点で「小田急TV」が放映される車両は4000形の10両編成が7本、1000形の4両編成が2本、3000形の6両編成が1本と合計84両の672画面で、導入率は9.2%に留まります。小田急は液晶ディスプレイの設置工事を継続的に実施することで、2017年度末には全通勤車両の30%以上に導入するとしています。
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