南アジアの大国、トランプ案のF-35にNO「メイク・イン・インディア」優先でロシア製ステルス機に照準?
インド政府が、アメリカのドナルド・トランプ大統領によるF-35戦闘機の売却提案を拒否する可能性が高いと報じられました。
自国生産とロシアとの関係を重視
インド政府が、アメリカのドナルド・トランプ大統領によるF-35戦闘機の売却提案を拒否する可能性が高いと、2025年7月31日、ブルームバーグが報じました。

報道によれば、トランプ大統領は同年2月、インドのナレンドラ・モディ首相の訪米時に行われた会談で、F-35の売却を個人的に提案したとされています。
また、同大統領はインドに対し、輸出品に25%の関税を課すと発表しましたが、ブルームバーグによると、インド側はこの措置に即座の報復を避けつつ、米国産天然ガス、通信機器、金の輸入拡大などを交渉材料として検討しているものの、F-35を含む新たな防衛取引を近い将来に承認する可能性は低いと見られています。
モディ政権は、防衛装備品の国産化を目指す「メイク・イン・インディア」政策を掲げており、国外からの単なる兵器輸入よりも、技術移転や国内での共同開発・生産に重点を置いています。
インド国内メディアによると、インド政府はこうした戦略に基づき、現地生産や技術移転の保証がない高性能兵器の輸入には消極的な姿勢を示しているとされています。実際、インドは独自のステルス戦闘機「先進中型戦闘機(AMCA)」を開発中で、将来的な最新鋭機の国産化を視野に入れています。
こうした中、ロシアの国営企業ロステックと航空機メーカーのスホーイは、2025年7月に、Su-57の輸出型であるSu-57Eの技術を完全に移転し、インド国営企業ヒンドスタン・エアロノーティクス(HAL)のナシック工場で組み立てを行うプランを提案したと報じられています。HALナシック工場はすでにSu-30MKIの生産実績があるため、実現性は高いと見られています。
このため、インドが将来的にステルス性能を備えた第5世代戦闘機を導入する場合、ロシア製戦闘機が有力な選択肢になるとの見方も出ています。
結局は東側か、西側のラファールが中国のj20に落とされたからな、英国と日本の開発機は興味無しはわかった。