縮小していく車内販売、現在は変革の時か 今後は「必要でないもの」を売る場に?
現在は変革の過渡期? 発想を転換する車内販売
ジェイアール西日本フードサービスネットはそうした車内販売の現状を踏まえ、新しい動きを始めています。
従来の車内販売は「車内で必要なモノを売る」という考え方でした。それを車内は乗客に対する「プレゼン」の場であるという認識のもと、直ちには「必要でないモノも売る」という考え方に発想を転換したのです。
そして山陽新幹線で広島の「熊野筆チークブラシ」(3200円)や、国産デニム発祥の地である岡山のジーンズメーカーが制作した「倉敷デニムポーチ(2個セット)」(2700円)など、質の高い周辺地域の名産品を「逸品厳選」と銘打って車内で販売。乗客から好評を得ているほか、売上自体も伸びているといいます。
近年は寂しい話題の多い車内販売ですが、現在は変革の時なのかもしれません。
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
情けない時代や、食堂車・ビッフェどころか車販さえもない特急列車。JR-Wの看板特急のサンダーバードさえも。