縮小していく車内販売、現在は変革の時か 今後は「必要でないもの」を売る場に?

現在は変革の過渡期? 発想を転換する車内販売

 ジェイアール西日本フードサービスネットはそうした車内販売の現状を踏まえ、新しい動きを始めています。

 従来の車内販売は「車内で必要なモノを売る」という考え方でした。それを車内は乗客に対する「プレゼン」の場であるという認識のもと、直ちには「必要でないモノも売る」という考え方に発想を転換したのです。

Large 150116 syanaihanbai 02
「逸品厳選」の「倉敷デニムポーチ(2個セット)」。山陽新幹線の車内販売限定商品(画像提供:ジェイアール西日本フードサービスネット)。

 そして山陽新幹線で広島の「熊野筆チークブラシ」(3200円)や、国産デニム発祥の地である岡山のジーンズメーカーが制作した「倉敷デニムポーチ(2個セット)」(2700円)など、質の高い周辺地域の名産品を「逸品厳選」と銘打って車内で販売。乗客から好評を得ているほか、売上自体も伸びているといいます。

 近年は寂しい話題の多い車内販売ですが、現在は変革の時なのかもしれません。

【了】

この記事の写真一覧

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント

1件のコメント

  1. 情けない時代や、食堂車・ビッフェどころか車販さえもない特急列車。JR-Wの看板特急のサンダーバードさえも。