車内販売で温かい味噌汁、クラムチャウダーなどを提供 山陽新幹線

まもなく山陽新幹線の車内販売で、新たに味噌汁やクラムチャウダーなどの提供が始まります。車内販売のワゴンで汁物が提供されるのは珍しいことです。どのように提供されるのでしょうか。またこの実現に至った背景には、近年の車内販売を取り巻く事情もあるようです。

少なくともJR西日本管内では初

 2015年2月10日(火)から、山陽新幹線(新大阪~博多)の車内販売で「お味噌汁」や「クラムチャウダー」「おしるこ」の販売が始められます。お土産用にレトルト品などを販売するのではありません。新幹線車内でお弁当と一緒に、温かいお味噌汁などが食べられるようになるのです。

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車内でお弁当と温かいお味噌汁が食べられるようになる山陽新幹線「さくら」(2011年10月、恵 知仁撮影)。

 車内販売のワゴンで扱っている温かいものといえば一般的にはコーヒー程度で、これら汁物系は珍しい存在です。山陽新幹線で車内販売を行うジェイアール西日本フードサービスネットによると、こうしたお味噌汁などの車内販売は、少なくともJR西日本管内では初めてといいます。

 山陽新幹線の車内販売で扱われるのは、お味噌汁が「とうふ」と「なす」の2種類で180円(セット価格100円)、クラムチャウダーが280円(セット価格230円)、北海道産小豆を使ったおしるこが180円(セット価格130円)、また温かい煎茶が150円(セット価格100円)とのこと。お弁当と一緒に購入すると「セット価格」になるそうです。

 販売は2015年2月10日(火)から、山陽新幹線「みずほ」「さくら」の車内販売を営業している列車と、一部「のぞみ」で行われます。また3月14日(土)からは、山陽新幹線で車内販売を営業する全列車で取り扱う予定とのことです(臨時列車は除く)。

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