人口減少社会を見据えネット広告開始 新京成電鉄

千葉県の新京成電鉄がネット広告を始めます。人口減少社会を見据えたものといいますが、どういうことでしょうか。

新京成は家賃もお手頃

 人口減少社会を迎えるなか、その対策として新京成電鉄は「ネット広告」の開始を発表しました。

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千葉県の松戸駅と京成津田沼駅を、八柱駅や新鎌ヶ谷駅経由で連絡する新京成線(2007年3月、恵 知仁撮影)。

 今回、新京成電鉄がネット広告を出稿するのは「Yahoo! JAPAN」「Google」の有料広告スペースで、両サイトで不動産情報に関するワードを検索すると、検索結果と共に新京成電鉄の特設サイトへリンクした広告バナーが表示されます。

 この特設サイトでは新京成線の紹介にとどまらず、沿線の家賃相場や住環境に関する情報などがまとめられています。すなわち、引っ越しや新居を考えネットで情報を探しているユーザーに、「新京成線沿線に住みませんか?」と提案するものです。

 沿線に住む人が増えるということは、つまり自社路線の利用者が増えるということであり、これこそが新京成電鉄の「人口減少時代を見据えた取り組み」というわけです。

 新京成電鉄は「都心へのアクセスや買い物などの環境も便利で、家賃も比較的安いという特長がある路線です。当社の知名度を上げることで沿線外からの転入を図り、新京成線沿線の若返り、活性化を目指します」と述べています。

 ちなみにその特設サイトでは、新京成線には11もの乗り換え路線があること、松戸駅から東京駅へ25分であること、揺れにくい地盤であること、家賃がお手頃であることなどがアピールされています。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. Googleの検索連動広告が出て来ないので、直接、新京成電鉄のトップページへ行きました。