意外と難しい制服の再利用 横浜市交通局では軍手に

横浜市交通局が制服を切り替えた際、旧制服の活用が考えられました。しかし古着は一般的ですが、制服となると簡単ではなく、結果的になんと軍手に生まれ変わっています。

引受先がない制服

 横浜市交通局は2014年4月1日、それまで16年間採用されてきた制服のデザインを一新しました。新制服には「お客様が安全・確実・快適に笑顔でバス・地下鉄をご利用いただけるように」との思いが込められているそうです。

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左が旧制服で、右が2014年からの新制服。この新制服を着た「おもてなしリカちゃん」も販売されている(画像提供:横浜市交通局)。

 この制服リニューアルにあたって、当然のことながら大量の旧制服が不要になります。しかし単純に旧制服を焼却処分するのは、環境への配慮を考えるとスマートとはいえません。そこで効果的な再利用方法が考えられますが、簡単ではなかったようです。古着の利用は一般的に行われていることですが……。

「古着としてのリユースを検討しましたが、制服と言う性質上、需要が少なく、引受先がありませんでした」(横浜市交通局)

 服は服でも「制服」は、リユースが難しいのです。

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