横浜のベテラン二階建てバス、引退へ 長寿の理由はその「生まれ」

横浜市交通局で唯一の二階建てバスが、2015年3月末をもって引退します。実はこの車両、通常なら法規制で12年しか使えない神奈川で、20年以上も活躍しました。なぜそれほど長く走ることができたのでしょうか。「生まれ」にその理由がありました。

12年しか使えない神奈川で21年走行

 横浜市交通局から、2015年3月末をもって二階建てバスが姿を消すことになりました。1984(昭和59)年から横浜市交通局は二階建てバスを導入しており、今回姿を消すのは1994(平成6)年に導入された2代目の、「ヨンケーレ・モナコ」と呼ばれる車両です。

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横浜の名所を駆け巡った市交通局の「ヨンケーレ・モナコ」(撮影:海老塚 土史木)。

 かつて横浜市交通局の二階建てバスは観光周遊バス「ブルーライン」として横浜市内の観光地を巡回していましたが、1980年代を中心に起こった「二階建てバスブーム」の収束や、経由地だったベイブリッジ人気の低迷から運行を終了。以降は定期観光バス「横濱ベイサイドライン」として活躍したものの、現在は二階建てではない車両に役目を譲り、1台が予備車両として残るのみになっていました。

 さて、それにしても横浜市交通局が1984年に初めて導入した二階建てバスは約10年の活躍でしたが、2代目の「ヨンケーレ・モナコ」は1994年から21年もの活躍です。同じ事業者の車両ながら、なぜここまで2代目は在籍期間が長くなったのでしょうか。

 特にディーゼル車が主役のバスは、「自動車NOx・PM法」という法律で使用期限などの規制が地域によって存在。神奈川県内では1994年が初年度登録だった場合、12年しか使用できません。にもかかわらず、です。

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コメント

1件のコメント

  1. JR西日本バスとJRバス関東が「ドリーム大阪号」「ドリーム京都号」にヨンケーレモナコを使っていた時に、毎週毎週乗っていました。

    2階最前列の席がたまらなくて、いつも「発売日(乗車日の1か月と1日前)の朝10時に「みどりの窓口」で「座席指定」を掛けてもらって乗っていました。

    最前列から見る東名・名神高速道路を颯爽として走る大パノラマは圧巻でした。

    横浜市で「最後の世生」を送っていたことも知りませんでした。

    「また一つ、昭和が消えた」、そんな思いでいまは淋しさでいっぱいです…言葉になりません。

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