ライバルは欧州車 新型トヨタ「オーリス」試乗、その武器は

「欧州で鍛えられたコンパクトハッチバック」であるトヨタ「オーリス」が、マイナーチェンジを実施。欧州車の人気が根強い日本のコンパクトハッチ市場で、欧州仕込みの「オーリス」はどう戦おうとしているのでしょうか。試乗してその力を確かめてきました。

新「オーリス」試乗、その性格は?

 マイナーチェンジされた「オーリス」の最高グレード「120T」に、試乗することができました。場所はクローズドのミニサーキットですが、最高速は100km/h+α程度。比較的、日常領域に近い状況だといえます。

 発進や中間加速のフィーリングはとてもスムーズ。ストップ&ゴーの多い街中でも同様の印象になるだろうと思います。これはCVT採用による燃費面以外の効果でしょう。

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トヨタ初の1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」。最上級グレード「120T」に搭載される(2015年4月6日、大音安弘撮影)。

 また低回転から最大トルクを発生させるエンジンはレスポンスが良く、まるでNAエンジンのような感覚でした。出力はそこそこなのでターボらしい強烈な加速は味わえませんが、逆にエンジンパワーを使い切る面白みがあります。幅広いトルクバンドを備えているため、アップダウンのある試乗コースも楽々とクリアできました。

 ただ、気になった点もひとつ。タイトコーナーで回転数を落とし過ぎた際、立ち上がり加速で若干ターボラグを感じる場面がみられました。しかしこれも対策があり、「スポーツモード」を選べば問題ありません。このモードに切り替えたところ、コーナー入口で減速度に応じ最適なギヤへシフトダウンしてくれるだけでなく、旋回中の変速比、エンジン回転数が維持され、ワインディングを気持ち良く走りたいときなど活躍しそうだと感じました。ちなみにこのCVTは「7速マニュアルモード」に加えパドルシフトを備えるので、自身でコントロールする楽しみも味わえます。

 こうした新パワートレインを支える足まわりも「欧州仕込み」を納得する感触で、かなり魅力的でした。方向性でいえばドイツ車のような硬質なスポーティさではなく、フランス車のような柔軟な軽やかさを感じさせるもの。よく動くサスペンションで、クルマの挙動をつかみやすいのが印象的でした。特にリヤサスペンションは、ロール時も粘るように路面を捉えてくれます。

 またステアリングインフォメーションも分かりやすく、操作性、フィーリング共に不満は特にありません。このマイナーチェンジではステアフィールにこだわり、リヤセクションを強化したといいますから、その効果が相乗的に表れているのでしょう。「120T」にスポーツ走行を望むと物足りないところは当然ありますが、「心地よい走りの楽しさ」が存分に詰まっており、日常でも楽しめるカジュアルスポーティな新グレードであることを、ハンドルを握って実感しました。

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コメント

1件のコメント

  1. 「オーリス120T」

    安全運転支援機構が人物(自転車も含む)にも対応していたら、今スグにでも買い替えたいと思う。

    前モデルオーリス150XSpackage74歳のオーナーです。

    ハイブリットはあまり興味がわきません。

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