寝台特急廃止で串焼き屋オープン IGRいわて銀河鉄道

駅の付加価値を向上させることで

 盛岡のベッドタウンにあるIGRいわて銀河鉄道の滝沢駅は、同社によると「競合店が少ない立地」といい、「串焼処 銀河」は付近にある岩手県立大学、盛岡大学の学生がメインターゲット。サブターゲットは周辺住民や通勤客で、「宅飲み」向けのテイクアウト、また列車を待つあいだの「立ち呑み」利用を想定しているそうです。

 また駅の付加価値を向上させることによって、鉄道の利用促進を図る狙いもあるといいます。例えば、クルマ通勤で仕事終わりにお酒を飲むのは代行運転を頼む必要などがありますが、電車通勤ならその心配は不要。通勤に鉄道を選ぶ人が出てくるかもしれません。「普段は乗らない人に、ぜひとも鉄道を使っていただきたい」とIGRいわて銀河鉄道の池端さんは言います。

 人口減少傾向にある日本で、厳しい状況を迎えている地方の鉄道。いま、様々な試みが行われています。

 ちなみに串焼き屋にした理由は、路線が通る岩手県北部に鶏の生産業者、鶏を扱う業者が多いからとのこと。IGRいわて銀河鉄道の池端さんは「串焼きは地元の食材ですので、県外の方もぜひ立ち寄ってほしいです」と話しています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

1件のコメント

  1. 養鶏、養豚事業でも始める?
    ただ単なるブロイラーじゃお客は寄り付かないんじゃないかな。