幅10cm、通行至難の自転車レーン? その正体は

この「水色」が意味する本当のこと

 自転車はここを通らねばならないとしたら、高度な運転技術が要求され、「人を選ぶ道路」になりそうです。しかし、その心配は不要でした。

「『水色の部分を通ってください』というわけではありません。『路肩を走行してください』という意味合いで引いたものです」(世田谷区役所工事第一課・円福さん)

 自転車は路肩を通るようにという意味で色分けされたものであり、「自転車レーン」としての規定を満たしていないため、「自転車レーン」ではないそうです。国土交通省、警察のガイドラインでは、「自転車レーン」は1.5m以上の幅員を確保することが望ましく、やむ得ない場合は1.0m以上1.5m未満とする、とされています。

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矢羽根を使って自転車の走行場所を示す例(写真出典:国土交通省 宇都宮国道事務所)。

 世田谷区は今後、自転車の走行場所や方向を示す「矢羽根型」の表示を使うなどして、より分かりやすく安全に走行できるよう、工夫していくそうです。

■2015年6月13日(土)追記

 自転車は原則として「車道」の左側端へ寄って通行するよう、定められています。しかし「自転車は『車道』の左端、つまり『路肩』を走るもの」と思っている人も、少なくないかもしれません。はたして自転車にとって「路肩」はどういう存在なのか、またその路肩を自転車向けに活用する東京都世田谷区の例について、改めて取材しました。

「路肩走行は間違い? 自転車は道路のどこを走るべきか」

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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コメント

4件のコメント

  1. この記事に訂正か補足を入れていただけないでしょうか。
    道路交通法では、自転車は基本は自動車と同じ、白線の右側の車道を走るという規定になっています(走行レーンが2つ以上あるときは左端のレーンという規定はあります)。なのに自転車は路肩を走らねばならないと誤解している方が多く、この記事も誤解を与える内容です。
     紛らわしい規定で「歩行者の通行を妨げない限り路側帯も走ることができる(道交法第17条の2)」となっていますが、路側帯とは専用の歩道が無い場合の呼び方で、その場合は路側帯が歩道も兼ねるので上記の規定があると思われます。写真の場所は明らかに歩道があり、道交法の路側帯でなく路肩です。道交法に自転車は路肩の走行をしても良いとの規定は無いはずです。だめとも書いていませんが。
     また実際問題として、写真の路肩は狭いだけでなく、雨の日とかにスリップしやすいコンクリート製だったり、鉄製のマンホールだったり、舗装が乱れていたり、砂等も多いのであんな所を自転車で走ったら車輪を取られて、右側に倒れてくることになりかねません。かえって危険です。
     道路交通法の趣旨とことなり、かつ、明らかに法律通りの車道を走るより危険な「路肩を走行してください」という指導が、さも法律通りよめる記事がインターネット上、特にYahooニュースに載っているのは非常に危険です。記事に補足か訂正を入れていただけないでしょうか。

    • 杉村さま
      ご意見ありがとうございます。
      自転車の走行につきましては
      改めて記事を製作いたしますので、
      今後ともよろしくお願いいたします。

  2. 恵様、編集部の皆様
     ご返事が遅れましたが早々の追加記事ありがとうございます。誠実なご対応で大変感謝いたします。
     記事でより安全な自転車関連のルール整備や周知が進むことを1利用者として願うとともに貴サイトのますますの発展を願います。

  3. 自転車は車道左側、との道路交通法は無理法、故に殆どの自転車が違法を知りつつ歩道を走行、何故無理筋なのかは、近くの道路を走れば即解る。道路交通法を作る議員たちが、普段傷みの無い自動車のみ利用だから、何故多くの自転車族が歩道を選ぶか理解出来ないで居る。欧米のように自転車専用レーンが生活道路隅々まで張り巡らせるまで、自転車族の無体な歩道走行は消えない。