乗客数と乗組員数が同じ 元日系企業の常識破り超豪華船プロジェクト

その豪華さから、大きな話題を集めているクリスタル・クルーズの新造船。同社は元々日系の企業でしたが、マレーシアに本拠を置くゲンティングループに売却され、型破りな計画を次々に打ち出しています。

居室を自分好みにデザインできる超豪華船

 クリスタル・クルーズの型破りな新しい事業計画が、全米で話題を集めています。「豪華」クルーズ船の常識をはるかに上回る、常識破りの「超豪華船プロジェクト」がそれです。乗客数と乗組員の比率を1対1に設定する贅沢さに加えて、みずからで自由にデザインした客室を購入できる居住型クルーズ、極地にも行けるようアイスクラスの仕様を持つアドベンチャー性などなど。クリスタルはこのシリーズを「exclusive(特権的ないし限定的)」クラスと命名、従来のクルーズに飽き足らなくなったハイエンドな客層に販売して行く計画です。


 この新造船は2018年就航予定で、豪華さの尺度としてもっとも重視される乗客1人あたりの乗組員数を、従来の「1対1.5~2人」を「1対1」にするなど、大きく常識を変える水準で計画されています。ちなみに詰め込みタイプの巨大な22万トン型の船は1対2.9人です。


 さらに、同船は氷海に耐え得る船体構造(アイスクラス)の認定を受ける予定で、海底観光が楽しめるように観光潜水艇を搭載。ヘリコプターやエンジンつきゴムボート(ゾディアックボート)も常備され、極地や港湾施設の整っていない島々や途上国の海にも自由に行けるような装備を用意する予定といいます。


 また販売方法などは明らかにされていませんが、48室限定で、居住用のスペースも用意される予定です。そして一定期間中に申し込んだ購入者には、居室に自分が希望するデザインやレイアウトを取り入れることが可能な“分譲レジデンススタイル”のシステムも導入される計画になっています。


 つまりクリスタルの新造船は長期滞在の乗客を想定し、秘境探検を含めて、世界の隅々までクルーズして行くアイテナリー(日程)を想定しており、このままの構想が実現すれば、これまでのクルーズの常識を大きく超えた船になりそうです。

この記事の写真一覧

関連記事

最新記事

コメント