最高速度から3kmで停止 性能向上形N700A新幹線を投入 JR東海

パンタグラフ部分にカメラを搭載

 追加投入されるN700Aでは、パンタグラフ状態監視機能の追加、台車振動検知システムの強化、ATC状態監視機能の強化も行われます。

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追加投入されるN700Aの特徴(画像出典:JR東海)。

「パンタグラフの状態監視機能」は、カメラによる画像記録と電流測定によって、架線から電気を車両へ取り入れるパンタグラフの状態を把握するものです。

「台車振動検知システムの強化」は、台車振動検知システムを改良して、検知できる項目を追加するとのこと。

 そして「ATC状態監視機能の強化」によって、質の高い検査を実現するといいます。「ATC」は新幹線が採用している信号システムです。

 JR東海はこれらにより安定性・検査品質の向上を実現し、さらなる「安全・安定輸送の実現を図ってまいります」としています。

 また、追加投入されるN700Aが持つこれら性能は、既存のN700Aタイプ車両へも順次、反映されていく予定です。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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1件のコメント

  1. 性能向上「形」ではなく、「型」ではないかな??