【今日は何の日?】四国初の鉄道で日本初の軽便鉄道が開業

10月28日、四国初の鉄道であり、日本初の軽便鉄道である路線が開業しました。

 1888(明治21)年の10月28日。伊予鉄道の高浜線が、現在の松山市駅と三津駅とのあいだで開業しました。これが四国で初めての鉄道開業です。

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軽便鉄道時代をイメージし、復元運行されている伊予鉄道の「坊っちゃん列車」(2013年9月、恵 知仁撮影)。

 また伊予鉄道の高浜線は、日本初の軽便鉄道でもあります。「軽便鉄道」とは、線路の幅が狭い、車両が小さいなど一般的な鉄道と比較し規格が低いもので、安価に建設できるメリットがあります。

 ただ軽便鉄道には輸送力が小さい、遅いといったデメリットがあり、バスの普及によって衰退。現在、日本で旅客営業している軽便鉄道は黒部峡谷鉄道、四日市あすなろう鉄道、三岐鉄道のみです。

 伊予鉄道の高浜線も、当初は軽便鉄道として開業しましたが、1931(昭和6)年に線路の幅をJR在来線と同じ1067mmへ広げ、電化を実施。“一般的な鉄道”になっています。

【了】

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