ノーベル賞の梶田さん、その特殊研究施設で“らしい乗りもの”が活躍

ノーベル賞を受賞した梶田さんが新たな研究を行う施設では、ある“らしい乗りもの”が非常に役立っているといいます。

なぜ電気で動く乗りものが研究の役にたつ?

「KAGRA計画」の研究施設は、梶田さんがノーベル賞を受賞する業績を挙げた「スーパーカミオカンデ」と同様に、旧神岡鉱山(岐阜県飛騨市)の地下深くに設置されました。地下は、重力波を観測する際の雑音が地表の100分の1程度と小さいからです。

 そのため、研究施設へ行くには長いトンネルを通る必要がありますが、「屋外から外気を取り込んでいるとはいえ、換気がよいとは言えません」(ICRR)とのこと。そこで排気ガスを出さない電気自動車が使われているのです。エンジン音が無く、観測の邪魔にならないという利点もあります。電気自動車の活躍はその特殊な研究施設、内容らしいものといえるでしょう。

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地下の研究施設で使われる光岡自動車の「Like-T3」と日産の「e-NV200」(写真提供:ICRR)。

 なお日産自動車は「(梶田教授の)ノーベル物理学賞の受賞おめでとうございます。(「KAGRA計画」の)研究所内で、弊社のEVが活躍していることは、我々日産自動車社員一同、とても感慨深いです」とコメントしています。

【了】

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小学校の校庭横をブルートレインが走り、上空をF4「ファントム」が飛ぶ環境で育つ。旅とグルメを愛し、各地の温泉やおいしい食べ物には目がない。

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