観光地がない東急線 訪日外国人獲得ねらいきっぷをリニューアル

沿線に観光地がないことが、訪日外国人の誘致において弱みになっている東急。その獲得に向け、新たなきっぷを発売します。

沿線に魅力的な街は多いものの

 東急電鉄は2015年11月10日(火)、訪日外国人限定の「東急ワンデーオープンチケット」を12月1日(火)から発売することを明らかにしました。

 今年9月、同社は東急線全線が1日乗り放題になる「東急ワンデーオープンチケット」の通年販売を開始。しかし、駅の自動券売機で購入した当日の利用に限られていました。

 対し、今回登場する“訪日外国人限定版”は、東急沿線の東急ホテルズや東急ステイ、ビックカメラ渋谷東口店などでも購入でき、最長6ヶ月間のなかで好きな使用日を選ぶことが可能。販路拡大と有効期間の延長により使い勝手を高めることで、東急線への訪日外国人誘致を図る形です。

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“訪日外国人限定版”は東急線のキャラクター「のるるん」が描かれたオリジナルデザイン(画像出典:東急電鉄)。

 この“訪日外国人限定版”には、東急沿線の観光情報を紹介する英語版リーフレットが付属。価格は通常のものと同じ660円です。

 東急電鉄によると、その沿線には渋谷、代官山、自由が丘、二子玉川といった魅力的な街があるものの、“観光地”がないことが、訪日観光客の誘致では弱みになっているとのこと。

 そうしたなか利便性の高いきっぷを発売することにより、2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」開催に向けて増加する訪日外国人を着実に取り込んでいくというねらいがあります。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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