東北の冬用タイヤ装着率はまだ3割以下 昨年下回るペース
NEXCO東日本東北支社が冬用タイヤの装着率を調査したところ、昨年より装着ペースが遅いことが分かりました。
昨年の同時期より低い装着率
NEXCO東日本東北支社は2015年11月9日(月)、管内の東北5県にある高速道路で冬用タイヤの装着状況を調査。11月11日(水)に、その結果を公表しました。
今回発表された結果では、調査台数816台のうち、冬用タイヤを装着していたのは226台。装着率は28%でした。昨年の同時期は37%だったため、およそ1割も少ない状況です。
今年はまだ東北5県で初雪は観測されていませんが、昨年は調査の前に青森県で観測されています。ただ青森県の装着率は、昨年が43%、今年が44%とほぼ同じ結果です。今年は秋田県と宮城県、山形県で未だ装着率が特に低いことから、全体として約1割の装着率低下に繋がっています。
同支社はこの調査を、冬用タイヤの装着率が向上するまで定期的に行う予定で、「夏用タイヤは積雪路面でスリップを起こしやすく、冬道でのスリップ事故は重大な事故につながる可能性がありますので、早めの冬用タイヤへの交換をお願いします」としています。
調査は、青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の5県で実施。高速道路の料金所入口において、一般レーンで一時停止する車両のタイヤ種別を調査員が目視で確認しました。同様の調査は1998(平成10)年から実施され、今年で18回目となります。
【了】
>調査は、青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の5県で実施。
5県?