「雑魚寝」はもう古い? 長距離フェリーが豪華快適に進化中

攻める西日本のフェリー、北海道航路はどう出るか

 飛行機や鉄道、クルマに比べて、長距離フェリーの旅は時間がかかります。しかし一方で、長距離フェリーはその広いスペースを使い、多様な旅行者のニーズにきめ細かく対応できる特性があります。

 今回の長距離フェリー新造ブームでは、こうしたフェリーの特性を積極的に活用し、新たな客層を取り込もうという“攻め”の姿勢が見て取れます。そこがこれまでの新造ブームとは大いに異なるところです。

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北海道・小樽港に停泊する新日本海フェリーの「はまなす」(写真出典:photolibrary)。

 現時点で見えている長距離フェリーの新しいトレンドは西日本での動きだけですが、ほかにもまだ、北海道航路が控えています。同航路には、エンターテイメント性の高いサービスで知られる太平洋フェリーや、船内グルメに定評がある新日本海フェリーなどが就航。進んだ乗客サービスで従来から知られています。

 北海道航路については、現時点では、茨城県の大洗と北海道の苫小牧を結ぶ商船三井フェリーの新造計画がある以外は、明らかになっていません。西日本のトレンドを受けて、北海道航路の会社はどのような新造船の構想を打ち出してくるのでしょうか。期待が高まるところです。

【了】

Writer: 若勢敏美(船旅事業研究家)

1949年生まれ。業界紙を経て1980年、海事プレス社へ入社。1989年、雑誌『CRUISE』創刊に参画し、翌年から編集長。2008年、海事プレス社の社長へ就任。2012年退任。この間、取材、プライベートを含め35隻の客船に乗船して延べ55カ国を訪問。地方自治体や業界団体主催の講演会などに多数出席。

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コメント

10件のコメント

  1. 来年早々に第一船が就航するオーシャン東九フェリーの4隻は、2018年度までに就航する10隻のなかに入っているのでしょうか? 雑魚寝船室全廃の先駆けとなったオーシャン東九フェリーですから、お忘れではないと思うのですが、数が合わないような気がします。

  2. フェリーの雑魚寝部屋で、見知らぬ男性に付きまとわれてとても不快な気分を味わったことがあります。
    女性利用客が快適に利用できるよう、さらなる進化を遂げてほしいと思います。

  3. そもそもフェリーの二等室は時代の流れと共にプライバシーを重視し利用者が減ったのでは❗❔

  4. 千円高速で受けたダメージが回復してきたので、本来なら数年前にしていたはずの更新のタイミングが重なっただけだと思います。

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  7. 女性用の設備導入はとても良いと思うが、何でも豪華にすれば良いというものではないので。
    低コストで旅をする手段もしっかり残してほしい。

  8. 時代は繰り返すね、駄作の規制で増えた事故をきっかけに数合わせだけのドライバー休憩時間を捻出する都合からフェリーに利用が流れてるだけでしょ!これで慎重にカジュアルに舵取りした船を発注するならまだしも?またやっちまった感じ!そりゃ一人のドライバーに人材不足大義に緩和で車大きくして家にも帰さず数字だけの休憩あてがってりゃ車も船も肥大化するわな!荷役が回復した大義で船建造する前に客室サービスのバランス考えりゃ同じ地雷を踏まないですむのに

  9. さんふらわあ、松山への寄港を復活してください!!!