ドツボにハマった?「アメリカ次期戦闘機」の迷走 コンセプトすら描けず イーロン・マスクの“極端発言”が予言に?
アメリカの次期戦闘機計画「NGAD」が開発方針すら描けず迷走しています。昨今の情勢を受けて航空戦闘を根底から見直すべきという意見もあるなか、イーロン・マスク氏が奔放な発言で世間を刺激。その発言は“ズバリ”なのでしょうか。
第一次トランプ政権の“野心的な計画”があった
第一次トランプ政権(2017~2021)政権下では、「デジタル・センチュリーシリーズ」という、次世代有人戦闘機の開発計画も進められていました。
これはデジタル設計技術と3Dプリンターなど最新の製造技術を駆使して、おおよそ8年ごとに、その時点の最新技術を盛り込んだ新戦闘機を戦力化するというものです。すでに就役している戦闘機はおおよそ16年程度で退役させ、他国より早い周期で新しい戦闘機を実用化して他国の追随を不可能にすると共に、現行よりも安価に戦闘機を製造するという、野心的な計画でした。
さすがに第二次トランプ政権で、この計画がそのまま復活するとは筆者も思いませんが、コストを重視するデジタルセンチュリーシリーズの思想は、NGADの有人戦闘機の開発方針にも反映される可能性が高いのではないかと思われます。
Writer: 竹内 修(軍事ジャーナリスト)
軍事ジャーナリスト。海外の防衛装備展示会やメーカーなどへの取材に基づいた記事を、軍事専門誌のほか一般誌でも執筆。著書は「最先端未来兵器完全ファイル」、「軍用ドローン年鑑」、「全161か国 これが世界の陸軍力だ!」など。
戦闘機本体を操縦し無人機が使えなくなったり直接狙われた緊急時場合などは直接制空戦や対地攻撃を行う操縦手と
自機に随伴の無人機に操縦、指示を送りながら敵軍からのジャミングを防いだり場合によっては敵軍のドローンにジャミングを試みる(+操縦手に何かあった緊急時は操縦を代わる)電子士を載せる事を前提に設計した無人機指揮複座ステルス戦闘機
ステルス以外はグラウラーや制空以外はなどの既存の電子戦機の改良で事足りるだろうけど
今後の電子戦の複雑化を考慮してステルス性を持ちなるべく制空用無人機の近くで無人機指揮を行える能力が有人機には必要になる