四半世紀ぶり新型「NSX」量産開始へ サーキットを走れる状態で納車 ホンダ
およそ四半世紀ぶりに新登場するホンダの高級スポーツカー「NSX」。まもなく、その量産がアメリカの工場で始まります。
先進技術と職人の技で「NSX」が復活
ホンダのアメリカ現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは2016年3月17日(木)、新型「NSX」を4月下旬から量産すると発表しました。
生産拠点は「熟練した技術者が持つ職人の技と、革新的な先進生産技術との調和」を実現したという、「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」(オハイオ州)です。
ホンダによると、新型「NSX」ではスペースフレームの接合部6カ所に、砂型での鋳造時に急速冷却を行う「アブレーション鋳造技術」を採用。自動車への適用では世界初といいます。また車体は塗装を11層に重ねたうえ、仕上げ処理を実施。「突出した美しい表面仕上がり」を実現したといいます。
また、新型「NSX」に搭載される「3.5L V6ツインターボエンジン」は、同じオハイオ州にある別の工場で生産。547カ所におよぶボルトの締め付けが技術者の手作業で行われるなど、1基あたり6時間をかけて組み立てられます。その後、ベンチテストと150マイル(約240km)相当の慣らし運転を行い、「すぐにサーキットでの走行が可能な状態」で納車するそうです。
ホンダのスポーツカー「NSX」は、1990(平成2)年に初代が登場。この新型「NSX」はおよそ四半世紀ぶりに登場する2代目で、日本生まれの初代に対して、今回はアメリカで生産されます。
【了】
かつての彩りを見せたスポーツカーも現場から離れて本社勤務になって重役になったか。
現場にいた頃はあんなに輝きだれもが憧れ、それでいて高いながらも頑張ればてにはいるような立場でいてくれたあの車たち。
時代の移り変わりか、