通常より3倍長い150mレール、山陽新幹線に導入 作業軽減に期待
150mの長いレールがJR西日本エリアに初めて納入されました。通常の長さのレールに比べて、溶接作業や保守の軽減が期待できるそうです。
JR西日本エリアにおいて初の納入
JR西日本は2016年4月4日(月)、山陽新幹線新下関保守基地(山口県下関市伊倉本町)で、前日に到着した150mのレールを取り卸したことを発表しました。このレールがJR西日本エリアに納入されるのは初めてで、4月から山陽新幹線に導入されます。
新幹線など、高速かつ大量輸送を担う路線では、レールを溶接して長くします。今回納入された150mのレールは25mや50mといった従来のレールに比べ、溶接する作業や溶接部分の点検作業が減るとともに、より一層の軌道の安定化につながるといいます。
JR西日本で保線を担当する高尾賢一さんは、「少子高齢化が進み、将来労働人口が減少することを踏まえると、保守の変革は必須であり、今回のことは大きな意義を持つと考えています。まずは山陽新幹線でこのレールを導入し、より安定した鉄道輸送の提供に努めてまいる所存です」とコメントしています。
【了】
150mのレールはどのようにして運ばれてきたのでしょうか?また、作業の時もどうするのか興味があります。
150mもの長いレールをどうやって運んできたのでしょうか?作業の時も運ぶのはたいへんなのではないかと思います。