貨車と客車からなる「混合列車」、6月のイベントで運転 津軽鉄道

津軽鉄道で、1本の列車に貨車と客車の両方が連結された「混合列車」や、ディーゼル機関車と客車による「夜汽車」などを運行するイベントが行われます。

「新幹線から昭和の鉄道風景へタイムトラベル」

 青森県内を走る津軽鉄道は2016年5月12日(木)、イベント「奥津軽いまべつ駅開業記念!新幹線で昭和の津鉄タイムトラベル!」を6月4日(土)と5日(日)に開催すると発表しました。このイベントはJRグループの「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」に伴い実施される特別企画です。

 イベントの期間中には「混合列車」や「夜汽車」など、普段は見られない列車が運行されます。「数十年前は当たり前の風景だった」(津軽鉄道)という「混合列車」は、1本の列車に貨車と客車の両方が連結された列車。今回はDD35型ディーゼル機関車が客車2両と貨車3両を牽引し、津軽中里~津軽五所川原間を各日1往復します。

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津軽鉄道を走るディーゼル機関車と客車のイメージ(写真出典:津軽鉄道)。

 企画初日の6月4日(土)には、ゆるキャラたちが北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅(青森県今別町)から来るバスを津軽中里駅(同・中泊町)で“お出迎え”。津軽中里駅ではその後、「混合列車」の撮影会なども行われる予定です。

 このほか、DD35型ディーゼル機関車と客車が日没直前の時間帯を走行する「夜汽車」や、同じくDD35型ディーゼル機関車の牽引による「復刻貨物列車」なども運転されます。

 イベント会場の津軽中里駅へは、奥津軽いまべつ駅から路線バスでアクセス可能。この路線は今年3月、北海道新幹線開業にあわせて開設されたもので、新幹線の発着にあわせて1日4往復が運行されています。津軽鉄道では今回の企画について「最新鋭の新幹線から、一気に昭和の鉄道の原風景へタイムトラベルを実感」できるとしています。

【了】

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