バス停への駐停車やめて! 長電バスが注意喚起 「バス専用」表示もむなしく

長電バスが、「長野駅東口駐停車問題」と題してバス停への駐停車について公式Xで注意喚起しています。

3車線のうち1車線しか使えない状況

「#長野駅東口駐停車問題」

 

 長野市や飯山市などで路線バスを運行する長電バスが2025年3月10日(月)、公式Xに投稿したものです。詳細を見ると、バス停に駐停車する車両に迷惑しているようです。

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長野駅東口(画像:写真AC)。

「ここでは、このようにバス停に駐停車される風景が日常茶飯事

バスは車道にはみ出して停車せざるを得ず、駐車車両はバックしての脱出もできず、右車線の車も通りづらく、更に混雑の原因になってしまいました

皆様のご協力をお願いします」(絵文字略)

 長野駅東口のロータリーは3車線ありますが、うち最も左側はバス専用となっており、バス停が連続して設置されています。路面にもバス専用と明示されていますが、送迎などのためにバス専用レーンに進入し、駐停車する一般車が後を絶えないようです。

 そのためバス停の縁石に寄せられないバスは、やむを得ず中央のレーンに停車し利用客を乗降させますが、安全上懸念があるほか、3車線あるうち2車線がふさがるため、ほかのクルマが右レーンしか走行できない状況となっています。

 バス停への駐停車については、道路交通法第44条で、禁止場所として以下のように明文化されています。

「乗合自動車の停留所又はトロリーバス若しくは路面電車の停留場を表示する標示柱又は標示板が設けられている位置から十メートル以内の部分(当該停留所又は停留場に係る運行系統に属する乗合自動車、トロリーバス又は路面電車の運行時間中に限る。)」

 これは、ドライバーの乗車の有無や滞在時間に関係なく、バス停の半径10m以内は駐停車禁止ということです。

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