鉄道廃止と入れ替わりで南へ 通行無料の「日高道」2025年に一部開通へ IC名決定

北海道新冠町に設置される日高道のICの名称が決まりました。

「新冠IC」に名称決定

 国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部は2025年3月13日、建設を進めている日高道のうち、新冠町に設置するICの名称が「新冠(にいかっぷ)IC」に正式決定したと発表しました。

Large 20250319 01

拡大画像

日高道の新冠IC(画像:室蘭開発建設部)

 日高道は、苫小牧市から浦河町に至る計画延長約120kmの高規格道路です。これまでに道央道の苫小牧東IC/JCT(起点)から日高厚賀ICまでの59.9kmが開通しています。

 なお、同様のルートをたどるJR日高本線は、その8割の区間が災害で2015年以降運休に追い込まれ2021年に廃止されましたが、入れ替わるように通行無料の日高道の延伸が続いています。

 現在は、日高厚賀ICから東静内IC(仮称)まで24.2kmが建設中。2025年度には、このうち日高厚賀ICから、今回名称が決まった新冠ICまでの9.1kmが開通する予定です。新冠から先、浦河までの区間も、建設や、事業化に向け調査が続いています。

【地図】日高道の計画ルートと現状を見る(地図と写真)

最新記事

コメント