国道「米原バイパス」今秋ついに全線開通へ トンネル完成で市街地通過ルートが激変?

国道8号「米原バイパス」が、2025年秋に全線開通する予定です。

長浜~彦根を連絡

 国道8号「米原バイパス」が、2025年秋に全線開通する予定です。

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建設が進む国道8号米原バイパス。2025年3月撮影(画像:国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所)

 米原バイパスは、滋賀県の長浜市から彦根市までを結ぶ延長10.3kmの道路です。現在の国道8号より西の琵琶湖側を南北に走ります。

 1966(昭和41)年度に事業着手。道路は4車線、設計速度80km/hで計画されており、2012(平成24)年までに北側(長浜)から8.1kmが完成4車線や暫定2車線で開通。現在は南端の、彦根トンネル(全長773m)を含む2.2kmが建設中です。この残りの区間がつながると全線開通となります。

 米原バイパスは、幹線道路の国道8号(現道)や米原市内の混雑緩和や交通安全確保を目的に整備が進められています。特に彦根市内の現道は、積雪時に大型車のスタックが発生しており、2021年12月には10kmにわたる滞留により約5時間の通行止めが実施されました。

 バイパスを整備することで、現道の厳しい線形を回避し、天気に左右されにくい信頼性の高い道路網をつくります。

 総事業費は700億円。2025年度の予算は52.22億円です。秋の全線開通に向けて改良工事、橋梁上部工事、舗装工事などが進められます。

【トンネル建設】国道8号米原バイパスの計画ルートを見る(地図と写真)

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