“豪雪山脈ぶち抜き国道”が工事再開 トンネル15本で新潟‐福島県境21km通過 いつ開通?

国道289号「八十里越」の工事が再開されます。

新潟三条~福島只見を直結

 新潟と福島の間にまたがる越後山脈を複数のトンネルで貫く計画が進んでいます。国道289号の「八十里越」事業です。2025年4月10日以降、この建設工事が再開しました。どのようなルートなのでしょうか。

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建設が進む国道289号八十里越の1号スノーシェルター(仮称)。下部工に続き、2025年は上部工の施工が始まる。奥の新潟側は3号トンネル(仮称)(画像:国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所)。

 国道289号は、新潟市中央区から福島県いわき市までの約300kmを結ぶ道路です。このうち新潟・福島県境の越後山脈を越える19.1kmの八十里越の区間は現在、一般車が走れない通行不能区間となっています。地図では登山道の点線(破線)で結ばれている、いわゆる「点線国道」です。

 この八十里越は、昔の実際の山道でも8里(約32km)ほどの距離がありますが、その険しさから1里が10里ほどにも感じられたため「八十里」になったといいます。

 八十里越では現在、一般車も通れるようにしようと国土交通省・新潟県・福島県が共同で道路建設を進めています。

 道路は2車線で設計速度50km/h。全長20.8kmを15本のトンネルで越えていきます。最も長いトンネルは、県境をくぐる9号トンネル(仮称)の3168mです。橋も15本以上が架かりますが、その中でも国交省施工の5号橋梁(仮称)は橋脚の高さが80m超におよび、新潟県内で一番高く、国内でもトップクラスといいます。

 事業は1989年度の着工から35年が経過した今も続いています。時間を要している理由は、この地域が国内有数の豪雪地帯であり、1年の半分しか工事ができないためです。

 また、八十里越の区間は自然が豊かな山岳部であり、多様で希少な動物も生息しています。国内希少野生動植物種のイヌワシやクマタカといった猛禽類も確認されており、繁殖への影響についてモニタリング調査も実施中です。

 長岡国道事務所によると、春を迎えて工事を再開するにあたり、八十里越道路環境検討委員会の有識者から「新たな猛禽類の繁殖への影響が予見されない。工事再開に問題がない」との見識が示されたことから、4月以降、環境に配慮しながら工事を再開していく方針です。

 開通は、2021年4月当初は「今後5か年程度で全線開通」と公表されており、この通りなら2026年頃の見込みでした。しかし豪雨による被災や、想定外の強固な岩盤が見つかったことにより工事が遅れ、現在は「2026年秋~2027年夏頃」とされています。

 なお、この開通は、一部現道を活用した「暫定開通」となります。福島県が担当する平石山トンネル(仮称)周辺での用地取得や、追加の雪崩対策が続くためです。この区間が完成するまでは、現道は依然として雪崩の危険があるため、冬期は通行止めとなります。ここの工事が完了すると、冬を含め通年開通となる予定です。

【豪雪地帯ぶち抜き】国道289号八十里越の計画ルートを見る(地図)

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コメント

1件のコメント

  1. やめろ夏が1か月長くなったのが何のせいなのかわからないのかすべてこういうことしかやらない政治のせいだ

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