国道の「橋」がない…!! 県が流失を確認 隣の橋も3年前に消滅 過酷な環境に復旧追いつかず

福島県が、国道252号「出逢橋」の流失を確認しました。

雪崩で流失か

 福島県土木部は2025年4月11日、国道252号の出逢橋(であいはし、橋長40m)が流失していることを確認したと発表しました。

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流失前の国道252号出逢橋。写真奥が新潟方面(画像:福島県)

 国道252号は、新潟県柏崎市と福島県会津若松市を東西に結ぶ道路です。JR只見線ともに県境の六十里越を越えて只見川沿いに会津若松を目指す区間は急カーブが多く、全国有数の豪雪地帯でもあります。

 今回、橋が流失したのは、福島県只見町大字田子倉に架かる出逢橋です。

 ここでは2022年3月に雪崩が発生し、隣の「あいよし橋」(橋長93m)が巻き込まれて谷に落ちています。このため県は今回も雪崩が発生し、出逢橋が巻き込まれて流失したとみています。

 出逢橋を含む区間は豪雪地帯のため、毎年冬は通行止めとなっています。今冬も2024年12月2日から通行止めだったため、人的被害はありませんでした。

 ただ、復旧には時間がかかりそうです。

 あいよし橋の流失した2022年は、旧道を迂回路として復活させて7月に通行を暫定的に再開させました。しかし出逢橋は、旧道を含め迂回路がありません。

 県はすでに、あいよし橋の流失を受けて、現道より130m谷側の場所で本復旧ルートの建設に着手しています。延長は480m。再び雪崩で致命的な損傷を受けないよう、長さ289mの大きい橋を架けます。

 この復旧ルートが開通すると、あいよし橋や出逢橋を通らずに済みますが、豪雪地帯で工事は年に実質6か月ほどしかできません。事業進捗率は2024年9月末時点でわずか3.9%のため、完成までまだ時間がかかりそうです。

 県は出逢橋について調査を進めるとともに、対策本部を設置して今後の対応を検討するとしています。

※出逢橋の「逢」は、正しくは一点しんにょうです。

【ない…】流失後の「出逢橋」の場所を見る(写真)

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