「伊勢湾岸‐空港」を直結! 工事進む“西知多道路”長浦ICの改造がいよいよスタート

西知多道路の建設に伴い、国道155号・247号「西知多産業道路」の長浦ICで出口が移設されます。

出口を移設

 国土交通省中部地方整備局名四国道事務所は2025年4月14日、西知多道路の建設に伴い、国道155号・247号「西知多産業道路」の長浦IC(愛知県知多市)の出口を移設すると発表しました。

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長浦ICは、西知多道路に新設予定の大田IC(仮称)に似たランプ形態で整備される(画像:愛知県)。

 西知多道路は知多半島の主要南北軸のひとつとして、東海市から知多市の臨海工業地帯を結びます。さらに高架主体の高規格道路として、最終的に中部空港方面へ直結する計画で、事業が順次進められています。北半分は既存の西知多産業道路を組み込み、南半分は新たに自動車専用道路を整備する計画です。

 中部空港へのアクセスは現在、知多半島道路が便利ですが、伊勢湾岸道に直結しておらず、大高~名古屋南を経由するややこしいルートを強いられます。

 西知多道路が完成すれば、三重・東名・新東名方面から最短距離で直感的なネットワークが実現することとなります。伊勢湾岸道と交差する東海JCTでは、両者を直接つなぐランプを新設。全線開通は2027年度を目指すとしています。

 長浦ICは、名古屋方面の出入口しかないハーフICです。このうち出口の分岐部が、5月14日(水)23時以降、230m手前に移動し仮出口に切り替わります。仮出口の運用は、2026年秋頃まで続く計画です。

 あわせて今後、工事に伴い西知多産業道路の南行き・長浦IC付近から日長IC方面は、60km/hの速度規制が実施されます。

 ちなみに長浦ICは工事完成後、常滑方面の出入口も加わり、フルICになります。

【空港直結】「西知多道路」の計画ルートを見る(地図)

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