JALが「化粧室にトイレットペーパー以外流さないで!」悲痛な投稿…守らないと何がヤバいのか? 海外では「大トラブル」にも
JALの公式SNSアカウントが、「機内のお手洗いにはトイレットペーパー以外のものを流さないでください」という投稿をしました。もしこれを破ってしまうと、どのような事態になってしまうのでしょうか。
海外では実際に「大トラブル」に
JAL(日本航空)の公式SNSアカウントが、同社便の利用者に対し「JAL 整備士からのお願い」とし、一本の動画の公開しています。内容は「機内のお手洗いにはトイレットペーパー以外のものを流さないでください」というものです。もしこれを破ってしまうと、どのような事態になってしまうのでしょうか。

投稿された動画によると、旅客機のトイレの配管は細く、詰まりやすい構造となっているとのこと。さらに一つのトイレが詰まると、一度に複数のトイレが使えなくなるケースもあるのだそうです。これは現代の旅客機が、近年の飛行機は、気圧の差を使って吸引される「バキューム式」のもので、複数のトイレから流された排泄物が配管を経由し、ウエストタンクと呼ばれるひとつのタンクに集約されるシステムが主流であることに由来します。
なお、海外では、この「トイレが詰まったことに機内がパニックになった」事例が確認されています。2025年3月、アメリカ・シカゴからインド・デリーへ向かっていたエア・インディア便が、トイレの大多数が詰まり使えなくなるなか、10時間近くフライトしました。報道によると、この便の乗客は300人を超えていましたが、使用できるトイレは機体前方のビジネスクラスのものしかなかったそうで、SNSでは、トイレが使えないことで大混乱する機内の様子が動画で公開されており、大きな議論を呼びました。
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