熊本地震で甚大被害の南阿蘇鉄道、一部区間が今月末再開 1日4往復

熊本地震で全線にわたり不通が続いていた南阿蘇鉄道。そのうち、被害が比較的軽度であった一部区間が、2016年7月31日に運転を再開します。

108日ぶりに運転再開へ

 熊本県内を走る第三セクターの南阿蘇鉄道は2016年7月21日(木)、不通だった中松~高森間で7月31日(日)に運転を再開すると発表しました。

 今年4月に発生した熊本地震により、南阿蘇鉄道では高森線(立野~高森間17.7km)の全線が被災。線路への土砂流入や、トンネル、橋の損傷などが発生しました。

 南阿蘇鉄道によると、今回運転が再開される中松~高森間およそ7kmは被害が比較的軽度であり、この区間では復旧作業とそのほか運転再開に必要な準備が整ってきたといいます。運転が再開されれば、4月14日以来108日ぶりの運行です。

 地震前は14往復(平日)でしたが、7月31日(日)以降、当面は午前に普通列車が1往復、午後にトロッコ列車が3往復運転されます。

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立野~長陽間にある戸下トンネルでは亀裂が確認された(写真出典:国土交通省)。

 なお、残る立野~中松間については、地震により橋台が移動したり、トンネルに亀裂が入るなど甚大な被害が生じている箇所があることから、運転再開の見通しは立っていません。国は6月、高森線の災害復旧調査に約2億円を充てることを決定しています。

【了】

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