大阪の“ブツ切り重要県道”8日つながる!「内環‐中環」が阪急またいで直結 ついに十三高槻線の陸橋が開通
大阪府の都市計画道路「十三高槻線」の正雀工区約500mが、2025年6月8日に開通します。
大阪中央環状線まで一直線!
大阪府の都市計画道路「十三高槻線」の正雀工区約500mが、2025年6月8日(日)14時に開通します。

十三高槻線は、大阪市淀川区十三と高槻市井尻を結ぶ計画の幹線道路です。区間の大半は府道14号大阪高槻京都線のバイパスにも指定されおり、JR京都線(東海道本線)や阪急京都線などとともに大阪から京都を目指すルートをたどります。
今回のこのうち、大阪府吹田市の阪急京都線・相川~正雀間を陸橋でまたぐ「正雀工区」の区間が開通します。1999年の着手後、幾度もの延期を経て、26年越しの完成です。
この地域は、JRや阪急に並行する一般道が、混雑する大阪高槻京都線(現道)のみ。しかも正雀工区の周辺は、JRの吹田機関区、大阪メトロの東吹田検車場、阪急の正雀車庫と3つの鉄道車両基地が集まるほか、随所で線路や川に分断されています。
そこを高槻方面へ一直線に貫く道路が十三高槻線です。今回の正雀工区が開通すると、大阪市内から大阪の「内環状線」こと国道479号を経て、阪急をまたぎ、正雀川をくぐり、そのまま近畿道と走る府道2号大阪中央環状線まで一本の道路で抜けられるようになります。
なお、十三高槻線は中央環状線から“先”も、ほぼ4車線の立派な快走路が高槻方面へ続いていますが、正雀方面から来ると中央環状線の北向き(内回り)にしか行けません。中央環状線をまたぐ陸橋は実現しておらず、ここは分断区間となっています。
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