日本じゃ激レア! クセ強すぎて話題の「シマシマ塗装の航空会社」機内はどんな? 実際に乗ってみた結果
「シマシマ塗装」の機体デザインの採用で航空ファンの間で、大きな話題を呼んだのが「コンドル航空」です。今回、同航空会社の旅客便を利用してみました。
「シマシマ」じゃない機体と「シマシマ機」を乗り比べ
「シマシマ塗装」の発表で世界の航空ファンの注目を集めたコンドル航空ですが、すべての機体がこのデザインに塗り替えられたわけではありません。拠点であるフランクフルト空港では、だいぶシックな見た目の旧塗装をまとった機体や、胴体が真っ白で尾翼だけ「シマシマ」をまとった機体の姿も見られました。

筆者が乗ったのは、フランクフルト発が旧塗装機、そしてパリ発が赤の「シマシマ塗装」をまとったエアバスA321「D-AIAB」でした。フランクフルトを出発する際、「帰りも旧塗装だったらどうしよう……」と思ってしまいましたが、帰りは無事に新塗装に乗ることができ、結果的に新旧両方の機体を乗り比べることができるというラッキーな展開となりました。
一方で、機内は新塗装も旧塗装もかなりの部分が共通していて、「シマシマ」デザインが導入されているようです。旧塗装機も客席最後部の壁はベージュのストライプとロゴマークが入っています。2機の座席は仕様が微妙に異なるものの、モニターや充電設備のないグレーの革張りシートといった意味では共通しています。座席仕様は2024年にエールフランス航空の国内線を利用した際も同じようなものだったので、ヨーロッパ圏内短距離便では標準的なものといえるでしょう。
機内サービスは、青い「シマシマ」のパッケージに包装され、アロマの香りがするオリジナルウェットティッシュが配られるほか、巡航中にお水、そしてコンドル航空オリジナルのグミが配られます。こちらも包装が「シマシマ」で、グミの形状は飛行機となっていました。
機内販売品には「スターバックス」とコラボしたコーヒーのほかに「シマシマ」が容器に描かれたビールやカクテルなども。食事メニューもカレーやパスタ、そして日清の「カップヌードル(ベジタリアン対応の味噌味)」などがラインナップされていました。
一方、往路・復路とも機内Wi-Fiサービスにはつながらず。これがつながればインターネット通信やコンテンツの視聴もできたようです。同社の日本路線への就航はめったにありませんが、次回乗る機会があればぜひ再チャレンジしてみたいところです。
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