新時代の自衛艦に搭載する「新ジャンル砲」ついに出荷! 防衛省が画像を公開 搭載された姿まもなく披露か

すでに4隻が建造中です。

海上保安庁向けで量産済み

 防衛省・中国四国防衛局は2025年6月30日、日本製鋼所広島製作所(広島市安芸区)において、30mm機関砲の出荷式が行われたと発表。画像も公開しました。

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防衛省が公開した哨戒艦のイメージ。赤い矢印で指したのが30mm機関砲(画像:防衛省)。

 30mm機関砲は、海上自衛隊では初めて調達される装備品で、新たに導入される哨戒艦の主武装として搭載が予定されています。

 防衛省は2022年末に策定した「防衛力整備計画」に基づき、哨戒艦を今後10年ほどで12隻を整備する方針を掲げています。今回の30mm機関砲の出荷式に先立ち、4か月ほど前の2月14日には、JMU(ジャパンマリンユナイテッド)横浜事業所磯子工場で哨戒艦の起工式が実施されており、今年中に1番艦と2番艦が、来年(2026年)3月には3番艦と4番艦が進水する予定です。

 なお、これら4隻の防衛省/海上自衛隊への引き渡しは2027年3月を計画しているとのこと。また、日本製鋼所広島製作所では、海上保安庁向けの30mm機関砲を量産しており、今回披露された海上自衛隊向けの30mm機関砲も、相応の互換性があると思われます。

【写真】案外コンパクト? これが初の海自向け30mm機関砲塔です

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