ロシア軍の「重火炎放射システム」攻撃を受け“大爆発”する映像を公開 非人道兵器として国際社会で批判される自走ロケット

ウクライナ国防省は2025年7月10日、ロシア軍が運用する自走式の重火炎放射システムの撃破映像集を公開しました。

サーモバリック兵器と呼ばれるロケットを発射

 ウクライナ国防省は2025年7月10日、ロシア軍が運用する自走式の重火炎放射システムの撃破映像集を公開しました。

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TOS-1A「ソルンツェピョーク」重火炎放射システム(画像:ロシア国防省)

 重火炎放射システムとは、燃料を着火させ塹壕やトーチカなどを攻撃するいわゆる「火炎放射器」とは異なり、主に「サーモバリック弾頭(燃料気化弾頭)」を使用する多連装ロケットランチャーのことを指します。

 通常のロケット弾よりも広範囲を一度に破壊できる兵器で、建物内部や塹壕、地下施設に潜む人員にも、燃料を含んだエアロゾル(霧状の可燃性ガス)による爆発で被害を与えることができます。

 同国国防省は、2022年2月の侵攻開始以来、このタイプの弾頭を搭載した履帯式(キャタピラ)自走砲であるTOS-1「ブラーッチーノ」、TOS-1A「ソルンツェピョーク」、および装輪式のTOS-2「トソーチカ」などを、合計で少なくとも100基撃破したと主張しています。

 燃料気化兵器は航空機搭載型を運用する国はいくつかありますが、地上発射型の重火炎放射システムを運用しているのはロシアおよび旧ソ連諸国だけで、まとまった数を集中運用できるのはロシアのみとされています。

 この兵器は国際法上、市街地や民間人に対して使用することが非人道的とされており、TOS-1などがウクライナの市街地で使用されたことに対しては国際社会から強い非難を浴びています。ウクライナのみならず世界中のメディアも批判的に報じています。

【装輪式もある】地上戦で威力を発揮する重火炎放射システム(写真)

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