ロシア軍の「万能戦闘機」に真横から“刺客”が迫る 攻撃の瞬間を捉えた映像が公開
駐機されている間に攻撃されたようです。
クリミアでSu-30戦闘機が攻撃される
ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2025年7月1日、ロシアが一方的に併合したクリミア半島のサキ飛行場で、ロシア軍のSu-30戦闘機や「パーンツィリ-S1」防空システム、複数のレーダーを無人機によって破壊したと発表。攻撃の瞬間を捉えた映像を公開しました。

攻撃を受けたサキ飛行場は、ロシア海軍の黒海艦隊隷下の第43独立海軍攻撃機航空連隊が拠点としており、Su-30やSu-24戦闘爆撃機が配備されています。
Su-30は2人乗りの双発エンジン機で、1機種で対空戦闘と対地攻撃の双方に対応できるマルチロール(多用途)機です。元々は輸出用の機体でしたが、後にロシア本国も採用し、このロシア軍向けの機体が「Su-30SM」と呼ばれています。また、搭載電子機器を改良した「Su-30SM2」と呼ばれる機体も2022年に登場しています。
公開された映像では、飛行場に駐機されていたSu-30がドローンによる攻撃を受けています。ただ、機体が破壊されたかどうかまでは視覚的に確認できません。
ウクライナ国防省によると、今回の攻撃には「UJ-26」と呼ばれる無人機を使用したとのこと。この無人機はこれまで、モスクワへの攻撃にも使用されたとしています。
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