ANA系「コスパ最強航空」機内で“異例の取り組み”実施中 確かに楽しそう…でもなぜ? 夏休み期間を対象に

ANAのグループ新航空「AirJapan」の機内で、これまでの旅客便では例のないユニークな取り組みが実施されています。どのようなものなのでしょうか。

まさかの「ガチャ引きイベント」

 ANA(全日空)グループで2024年に運航を開始した国際線新航空「AirJapan」の機内で、7月25日から8月31日まで、成田発シンガポール行き・バンコク行きを対象に、これまでの旅客便では例のないユニークな取り組みが実施されています。どのようなものなのでしょうか。

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AirJapan特別イベント「夏の思い出を機内でキャッチ!AirJapan ガチャ!」報道公開便(乗りものニュース編集部撮影)。

 企画の内容は機内で「ガチャ」を回すイベントを行うというものです。企画は客室乗務員のアイデアをもとに企画されました。この客室乗務員はガチャを選んだ理由について、「ガチャは最近空港でも設置されているように、外国のお客様からとても評判のある日本ならではの遊びの文化の1つ」とし、「ガチャを回した時のドキドキやワクワク感は幅広い世代の方、お子様から大人のお客様まで楽しんでいただけるし、機内でも気軽に楽しんでいただける」と話しています。

 ガチャは機内のサービスカートに乗せる形がとられ、使用しないときにはそのカートに格納できるというものです。ガチャそのものは既存品ですが、カートの中にしまえるよう、同社の整備士がアクリル板部分を取り替えて手作りで対応したということです。

 このガチャの特賞は期間中各路線1名ずつとなっており、合計2名に成田~バンコク線および成田~シンガポール線で利用できる1万円分のAirJapanフライトバウチャーが当選します。参加賞には、就航国などをモチーフにしたオリジナルフライトタグ4種類、または人気機内食やAirJapanの機体がデザインされたステッカー3種類の計7種類の中からいずれか1点が贈呈されます。

 なお、イベント参加には、機内購入メニューの機内食または機内販売品を合計2000円以上購入することが条件。事前購入された機内食は対象外で、当日機内で購入した商品のみが対象です。

 AirJapanは、最低運賃はLCC(格安航空会社)と同レベルを掲げながら、そこから手荷物預けオプションや座席指定要望、ドリンク・機内食サービスの提供などを都度“課金”方式で選んでもらうことで、乗客一人ひとりの状況に応じた過不足のないサービスを実現するというのがコンセプトです。客室はビジネスクラスなどを設けない1クラス構成で、324席を配します。2025年7月現在同社では、成田~ソウル、バンコク、シンガポールの3路線を運航しています。

【写真】マジかよ…これが「ANA系新航空で引かれるガチャ」です

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