豪華列車「四季島」、横須賀や房総方面にも運行 「東日本の旬」コース設定

2017年5月の登場が予定されている、JR東日本の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。新たに「東日本の旬」コースの概要があきらかになり、横須賀線や内房線、水戸線なども走ることが分かりました。新年カウントダウンや太平洋の初日の出などが楽しめます。

年間を通じて運行するコースとは別に

 JR東日本は2016年10月4日(火)、来年2017年5月から運行を開始する予定の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」について、新たに「東日本の旬」コースの概要を発表。同列車が神奈川県の三浦半島を行く横須賀線や、千葉県の房総半島を行く内房線なども走ることが明らかになりました。

「四季島」では、年間を通じて運行するものとして「3泊4日コース」(春~秋)と「1泊2日コース」(春~秋)、「2泊3日コース」(冬)が用意されていますが、それらに加えて、東日本エリアに息づくその季節ならではの旬を楽しむため、「東日本の旬」コースを設定したとのこと。用意されるのは3種類です。

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10両編成で定員34人の「TRAIN SUITE 四季島」。ダイニングカー、ラウンジカー、展望車も連結する(2016年8月、伊原 薫撮影)。

 ひとつめは、2017年8月16日(水)から18日(金)に実施される「夏の2泊3日コース」。上野駅(東京都台東区)を発車し、湯沢駅(秋田県湯沢市)、八戸駅(青森県八戸市)、鳴子温泉駅(宮城県大崎市)、一ノ関駅(岩手県一関市)経由で上野駅に戻ります。

 JR東日本によると、「日本の夏の伝統的な文化に触れるこのときだけの特別な旅」で、「国の重要無形民俗文化財に指定されている西馬音内盆踊りを観覧、浄土思想の根付いた世界遺産平泉への訪問で古に思いを馳せる旅を提案」するとのこと。途中、八戸線で運行されるレストラン列車「TOHOKU EMOTION」の貸切乗車も行われます。走行距離は約1800km、2泊とも列車内での宿泊です。

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