「リカンベント」は本当に危険なのか? 特異すぎる自転車、そのカタチの理由

「リカンベント」という自転車で2016年10月、死亡事故が発生。その報道のなかで、初めて「リカンベント」という自転車の存在を知った人も多いでしょう。特異な姿勢で乗るため、その危険性を指摘する声もあるようですが、実際のところはどうなのでしょうか。

「リカンベント」が意味するのは?

 2016年10月20日(木)、「リカンベント」という自転車での死亡事故が起きました。亡くなられた漫画家 小路啓之さんのご冥福を深くお祈りいたします。

 この「リカンベント」という自転車、聞きなれない人も多いのではないでしょうか。端的に説明するなら「シートに寝そべる、もしくは、もたれかかるような姿勢で乗る自転車」といえるでしょう。このような形で注目を集めてしまったことは、個人的(守宮尚志:ポタリング・ライター)にも至極残念なのですが、今回はこの「リカンベント」がどのような自転車なのかを綴っていきたいと思います。

リカンベント型自転車の例。ハンドルが体の下にくるもの、上にくるものがある。「recumbent」は「もたれかかる」といった意味の英語(画像出典:allegretto/123RF)。

「リカンベント」最大の特徴は、まず「見た目」でしょう。おおよそ自転車とは思えない乗車方法、いうなれば路上でサマーベッドに寝転がっているような姿は、ほかのどの自転車とも異なるものです。そして、とにかく「速い」です。筆者はロードバイクにも乗るのですが、乗り慣れていそうなリカンベントのライダーさんには、道を譲ります。

 この一見、無関係そうな「見た目」と「速度」。これこそが最も密接につながった、リカンベント最大の特徴だと考えています。

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コメント

5件のコメント

  1. あんな不安定な体勢でスピードを出したら危険でしょうね。周囲の視界も見づらくハンドルも掴みづらそうですし、一般道を走るのは特に危険でしょう。

  2. こんなもので公道に出てこられたら迷惑以外の何物でもない。
    車からは見えにくいし、歩行者からも見えにくい。
    いきなり足元から飛び出して来られては、こっちとしては恐怖以外感じない。
    ロードレーサーしかり、乗る自分の楽しみや理屈しか考えてない。
    だからロードレーサーをはじめ、自転車ぶっ飛ばし野郎は嫌われるんてすよ。
    一般人からしたら暴走族となんら変わりません。

  3. 「乗ったら気持ち良かった」だけの記事では片手落ち。安全な乗り物と言っているが、前方の見やすさと足付き性と被視認性の3点は気になる。この3点は特に市街地を安全に走るためには重要なはず。

    あと、速さに関して。時速30km/h(原チャリの制限速度)以上で走る自転車乗りは、自動二輪車運転免許試験を必須にして欲しい。あるいはトルクリミッターかなにかで速度制限するか。原チャリの制限速度(たぶんこれ以上で走る自転車は公道にはいない事が前提)を越えて走るのだから。しかも制動性能など安全性の低い車体で。

  4. 学校の先生が愛好家で通勤してました。個性があっていいですね。道路は歩行者のもの、という大前提を無視するドライバーが増えてます。自転車やバイクにムキになって幅寄せしたりも。自動車が道路の王様みたいな勘違いはやめた方がいいですね。渋滞多くてイライラするんでしょうけど。。あと、行政がしっかり現実的な道路の使い方をリードしていかないとダメですね。

  5. リカンベントに乗ってるけど、サイクリングロードや町外れの車通りの少ない道を走って楽しんでいる。うちは北海道の田舎だから少し街から離れれば、田んぼや畑だらけで車がほとんど走らない道がたくさんあるからいいけど、都会には向かないね。
    ある程度スピードがでた方が安定する。低速の方が不安定。
    リカンベントは犬にめっちゃ吠えられる。
    ハンドルは普通のチャリより楽な位置にある。まあ、ハンドルで曲げないけどね。自転車って体重移動で曲がるものでしょ。
    でも、リカンベントよりツールドフランス気分で5,6台連なって走ってるロードの方が大迷惑。
    幹線道路なのに併走して奴もいるし。