静岡の“ガンダム工場”駅前に設置された謎の“プラモデルモニュメント”左上のパーツ欠損 実は大きな秘密が

静岡の模型メーカーである青島文化教材社の公式Xは2025年10月8日、静岡鉄道の長沼営業所入口に新たに設置された「プラモニュメント」の秘密について紹介しました。

景観を意識した粋な計らい

 静岡の模型メーカーである青島文化教材社(以下、アオシマ)の公式Xアカウントは、2025年10月8日、静岡鉄道・長沼営業所入口に新たに設置された「プラモニュメント」の秘密について紹介しました。

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長沼駅の長沼営業所入口に設置されたプラモニュメント(画像:ツインメッセ静岡公式X)

静岡市およびその周辺には、タミヤ、バンダイ(BANDAI SPIRITS)、アオシマ、ハセガワなど、国内外で名高い模型メーカーの本社や生産拠点が点在しています。こうした背景から、静岡市では「模型の世界首都」をPRする取り組みの一環として、2021年3月19日より、プラモデルの組み立て前の状態である「ランナー」を模した「プラモニュメント」を市内各所に設置してきました。今回、長沼営業所入口に新たに設置されたモニュメントは、その16基目となります。

長沼駅は、BANDAI SPIRITSがガンダムのプラモデル(ガンプラ)の生産拠点として新工場を構える「バンダイホビーセンター」の最寄り駅でもあります。そのため、このモニュメントは、同社の独自技術である、1枚のランナーに複数の色の部品を成形できる「多色成形」を意識した3色カラーでデザインされています。

注目すべきは、ランナー左上のスペースにパーツが存在せず、緑色の枠のみが設けられている点です。実はこれこそが今回のプラモニュメントの大きな特徴であり、アオシマ公式Xでは「なんとこちら、運が良ければ車庫に止まっている電車をモニュメントの一部として撮影することが可能なんです!!」と紹介しています。

 つまり、この空いた枠に静岡鉄道の車両を収めて撮影することで、プラモニュメントが“完成”するというわけです。この投稿には「電車のところがめっちゃいいですね!」「実物電車とか併せて撮れるの素晴らしい」「ラッピング電車が丁度ランナーにくっつく構図w」といった反応がありました。

【本物かと…】え、この公衆電話は模型!? ほかのプラモニュメント(写真)

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