「第二の東北道」の断絶区間が11月開通! 秋田の東北中央道は県境まで一本に 268km全通まであと少し
福島・山形・秋田3県を縦断する「東北中央道」のうち、「横堀道路」の区間が2025年11月に開通します。
秋田の「ブツ切り区間」11月開通
国土交通省東北地方整備局湯沢河川国道事務所は2025年10月28日、東北中央道の一部を構成する国道13号バイパス「横堀道路」が、11月22日(土)15時に開通すると発表しました。
東北中央道は、JR奥羽本線(山形新幹線)沿いの都市を結ぶとともに、東北道の代替路としての役割も期待されている268kmの高規格道路です。
今回開通するのは、秋田県湯沢市内の「横堀道路」3.7km。秋田道の横手JCTから南下し、雄勝こまちICで途切れていた部分から、南側で開通済みの院内道路・上院内IC(仮称)までがつながります。
院内道路は現在、ICなしで国道13号現道と接続していますが、横堀道路の開通時に新たに「下院内IC」ができます。下院内ICは秋田方面のみ出入りできるハーフICです。横堀道路が開通した後は、山形方面の出入りができなくなります。
この地域は豪雪地帯で、現道の国道13号は冬に事故が多発しているそうです。横堀道路は、冬期の安全確保、医療施設のアクセス性向上のほか、高速道路の開通が早かった横手市周辺などと比べて遅れている企業進出を促す目的で事業が進められてきました。なお、開通後は無料で通行できます。
横堀道路が開通すると、秋田県内の東北中央道は断絶区間がなくなり、横手JCTから、山形県境手前の上院内ICまでが一本につながります。未開通部は、山形・秋田県境部の「真室川雄勝道路」7.2kmと、山形県金山町の「金山道路」3.5km、そこから新庄市に至る「新庄金山道路」5.8kmの3区間を残すのみです。




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