地味だけど激アツ!「日本最大の自衛隊演習」で見た “新鋭の輸送艦”そろい踏み リアルな訓練の裏側

全国規模で実施された「令和7年度自衛隊統合演習」の一環で、大分港にさまざまな輸送艦やフェリーが自衛官や各種車両・装備を載せて来航しました。なかでも注目は就役したばかりの輸送艦2隻。その訓練を取材しました。

民間船や新部隊の姿も「実戦級の物資輸送」

 今回の演習では、全国でさまざまな訓練が展開されていますが、注目を集めたのが大分県で実施された統合後方運用、すなわち「物資輸送訓練」です。実戦を想定し、装備品や弾薬を効率的かつ安全に運ぶ能力を高めるもので、陸上自衛隊西部方面隊を中心に大きく分けて3種類の輸送訓練が行われました。

Large 20251031 01

拡大画像

大分港に入港する「ナッチャンWorld」(伊藤洋平撮影)。

 最初の訓練では、北海道の苫小牧港から大分港へ、PFI(民間資金活用)契約による高速船「ナッチャンWorld」を使った弾薬コンテナの輸送が行われました。民間のレンタルトレーラーを使い、到着後は自衛隊の輸送隊が大分分屯地まで運搬。実際の物流と同じ手順を踏みながら、民間資源の活用方法を検証しました。ちなみに、「ナッチャンWorld」は2025年12月で契約終了予定のため、今回が自衛隊演習への“最後の出番”になる見込みです。

 続く訓練では、今年3月に新たに編成された「自衛隊海上輸送群」が初の実働演習を行いました。この組織は、陸・海・空の隊員が協力して海上輸送を担う新部隊で、広島県呉市の海自基地を拠点にしています。

 演習では、輸送艦「ようこう」と「にほんばれ」が大分港と別府港に寄港し、コンテナの積み降ろしを実施。クレーンやフォークリフトを使った荷役作業のほか、155mmりゅう弾砲FH-70の積載・卸下訓練も行われました。波に揺れる艦首ランプへ火砲を慎重に誘導する隊員たちの姿は、まさに実戦さながらの緊張感に包まれていました。

【写真】初実施の「にほんばれ」「ようこう」の訓練を見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス