地味だけど激アツ!「日本最大の自衛隊演習」で見た “新鋭の輸送艦”そろい踏み リアルな訓練の裏側

全国規模で実施された「令和7年度自衛隊統合演習」の一環で、大分港にさまざまな輸送艦やフェリーが自衛官や各種車両・装備を載せて来航しました。なかでも注目は就役したばかりの輸送艦2隻。その訓練を取材しました。

実弾も搭載! 進化する民間輸送協力

 第3の訓練では、チャーターした壱岐対馬フェリー「みかさ」を使って装備品と実弾を輸送しました。仙台港では第4地対艦ミサイル連隊が88式地対艦誘導弾を、大分港では第5と第8の両地対艦ミサイル連隊が12式地対艦誘導弾を積載。車体には火薬類を示す「マル火」マークが掲示されていたからか、現場には緊張感が漂っていました。

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壱岐対馬フェリー「みかさ」に積み込まれる第8地対艦ミサイル連隊の12式地対艦誘導弾の発射装置。後退で積載されている(伊藤洋平撮影)。

 フェリーはその後、奄美大島の名瀬港に向けて出港し、到着後は瀬戸内分屯地まで移動してミサイル展開訓練を実施。長距離輸送から即応展開までを一連の流れで確認しています。

 こうした訓練は、実際の有事における島しょ防衛や、補給路維持を想定した重要なものです。民間船舶や港湾施設を活用することで、平時からの連携体制を確認し、輸送能力の向上と地域との協力強化を図っています。防衛省は、今後もこうした実働演習を通じて、官民一体の防衛体制を整備していく方針です。

 令和7年度自衛隊統合演習(07JX)は、単なる軍事訓練にとどまらず、日本の防衛力がどのように進化していくのかを示す重要な節目となりました。多国間連携の深化、新領域への対応力強化、民間との協働といった課題に取り組む07JXの成果は、今後の防衛戦略にも大きく影響を与えることになりそうです。

【写真】初実施の「にほんばれ」「ようこう」の訓練を見る

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