日本の校則みたいな細かさ? 米空軍 ひげと頭髪のルールがかなり厳しくなる「もう“ひげ男”はいらない」と国防長官 なにが問題?

アメリカ軍の準機関紙である「星条旗新聞」は2025年11月4日、空軍が口ひげやもみあげに関する新たな規制を設けたと報じました。

ヘグセス長官の批判が発端

 アメリカ軍の準機関紙である「星条旗新聞」は2025年11月4日、空軍が口ひげやもみあげに関する新たな規制を設けたと報じました。

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横田基地で行われたがん啓発活動「ノーシェーブ・ノベンバー」で撮影された広報担当のジョシュア・エドワーズ技術曹長の写真。このときの口ひげは口角を横切る水平線を超えているため新ルールでは違反になる(画像:アメリカ空軍)

 この新たな規制は、ピート・ヘグセス国防長官が提案した厳格な方針に基づくもので、2022年に緩和されていた空軍のひげ・もみあげ基準を撤廃する内容となっています。

 従来の規定では、口ひげは「口角を横切る水平線を超えず、かつ口角から垂直に引いた線より1/4インチ(約6mm)を超えない範囲」であれば許可されていました。しかし今回の改定では、「口角を超えたり、防護マスクや呼吸器の密着領域に達してはならない」とするより厳しいルールに変更されました。もちろん、ハンドルバー型、ねじりひげ、カール、あごひげも禁止です。

 もみあげについても、これまでは「耳の開口部の底まで」伸ばすことが認められていましたが、新基準では「耳の穴より上まで」と制限されています。

 こうした変更は、ヘグセス国防長官が9月末に行った演説を受けたものです。同長官は、2010年以前の「原則としてひげを認めない基準」に戻すよう指示し、「髪を整え、ひげを剃り、基準を守る。小さなことを見逃せば、大きなことも崩れていく。だからこそ、小さなことから正していく必要がある」と述べ、綱紀粛正の一環として身だしなみの厳格化を訴えました。

 さらに、「もう“ひげ男”はいらない。やりたい放題のシェービング免除の時代は終わった」とも発言し、緩んだ基準を改める方針を明確にしています。

 ただし例外として、医療上または宗教上の理由でひげを生やす必要がある場合には、医療担当官の推薦および所属部隊指揮官の承認を得ることで、一時的に免除が認められるとしています。

 なお、中東などイスラム文化圏では、ひげを生やしていない男性は未熟者として見られることがあり、これまで現地での信頼関係構築のためにひげを認める例もありました。しかし、新たな方針では特殊部隊などの一部を除き、派遣任務中であっても原則ひげは禁止とされています。

 このため、中東駐留部隊が現地住民と交流する際に支障が出るのではないかとの懸念も指摘されています。

【画像】え、細かい!? これが新しくなった口ひげと頭髪のルールです

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