ANAグループ、「貨物事業会社」を再編へ! 傘下には「国内唯一の巨大機ユーザー」も 2026年度末をめどに

ANA、NCAなどを傘下に持つANAホールディングスは2025年12月23日、グループ内の貨物事業会社の再編に向けての検討、準備を開始することを決定したと発表しました。

2026年度末を目安に

 ANA(全日空)、NCA(日本貨物航空)などを傘下に持つANAホールディングスは2025年12月23日、グループ内の貨物事業会社の再編に向けての検討、準備を開始することを決定したと発表しました。

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手前がNCA、奥がANAの貨物専用機(画像:ANA)。

 ANAホールディングスはこれまで、ANA、そして2025年8月にグループ会社となったNCAとのシナジーを最大限に発揮するための最適な事業体制について検討を重ねてきたとのこと。結果、強固な基盤をさらに発展させるべく、グループ内の貨物事業会社の再編に向けての検討、準備を開始することを決定したとしています。

 貨物事業会社再編の完了時期は2026年度末までを目安とし、NCAの航空運送事業許可(AOC)の継続を前提とします。再編対象会社や具体的なスキームについては今後詳細を検討していくとしています。ANAホールディングスは「NCAの大型貨物機によるネットワークと、ANAの広範な国際線ネットワーク、そしてグループ全体の資源と能力を再編することで、お客様へ提供する価値を一層高めてまいります」とコメントを発出しています。

 なおANAはボーイング767、777貨物機を、NCAは2025年現在国内で唯一、「ジャンボ機」ことボーイング747貨物機を運用しています。

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