1機の「元JALのジャンボ」、退役後に「めちゃレア」な“第2のキャリア”を歩んでいた 今後は「すごいエンジン」積むかも

航空機エンジンメーカーのGE・アビエーションが「ジャンボ機」ボーイング747-400をベースにしたエンジンテスト機に新たな機体デザインを施したと発表しました。この機体、実は元JAL機です。

元「JA8910」

 航空機エンジンメーカーのGE・アビエーションが2025年11月、「ジャンボ機」ボーイング747-400をベースにしたエンジンテスト機に新たな機体デザインを施したと発表しました。

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GE・アビエーションのボーイング747-400(画像:GE・アビエーション)。

 この機体はJAL(日本航空)に旅客機として導入されたのち、2010年に GE エアロスペースによって取得。上空でエンジンをテストするための「フライングテストベッド」でして運用されています。この機体の製造番号は「26355/1024」で、JAL時代には機体番号「JA8910」として使用されていました。

 機体デザインの刷新は、GEエアロスペースが2024年に独立した上場企業となったことにともなう、ブランドリニューアルのためといいます。今後新塗装をまとったこのテスト機では、「オープンファン」構造と呼ばれるファンブレードがカバーに収納されていない構造のエンジンなどがテストされる予定としています。

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