「ボーイングの超・超大型旅客機」仰天プラン誕生か!? 「世界最長ボディ機」追加発注の中東大手が「支援します」その理由とは?
エミレーツ航空が、アメリカの航空機メーカーのボーイングより、新型旅客機「777X」を65機追加発注すると発表。さらに同航空会社はが現在具体的な開発プランが出ていない、「777X」大型のサブタイプ「777-10」開発にあたる後ろ盾となる可能性もありそうです。
777-9は「全長世界一の旅客機」なのに
アラブ首長国ドバイに拠点を構えるエミレーツ航空が、アメリカの航空機メーカーのボーイングより、現在同社が開発を進めている新型旅客機「777X」を65機追加発注すると2025年11月17日に発表しました。現状の今回の購入分は「777X」の標準型「777-9」となりますが、エミレーツ航空が現在具体的な開発プランの出ていない、より大型の「777X」サブタイプである「777-10」開発にあたる後ろ盾となる可能性もありそうです。
777Xは「ボーイング777」をベースにサイズアップなどを図りながら、燃費効率の良いエンジンや新設計の主翼を採用するほか、コックピットや客室を最新仕様に更新した派生型です。すでに777-9は2020年に初飛行に成功。実用化は最速で2027年を予定しており、ANA(全日空)も発注しています。
777-9は全長77mで、実用化されれば「世界最長の胴体をもつ旅客機」になります。426の標準座席数をもつ大型モデルで、翼幅も70m超。そのため、主翼の先端が折りたたみ式となっており、地上では翼をたたむことで、現在の空港設備をそのまま利用できる機構を備えています。
今回の契約でエミレーツ航空では270機の777Xを発注しており、さらに「最新の契約は、777Xファミリーの大型派生型である777-10の開発に関する実現可能性調査を強力に支援するものだ」とコメントを発出しています。777-10の開発については「航空交通量の増加と空港における制約の増加が見込まれる中、より効率的な運航を可能にする、より大型の航空機をメーカーが製造することを強く望んでいる」としています。





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