小田急ロマンスカー「EXEα」、「隙間」で座り心地アップ

小田急の特急「ロマンスカー」のなかで、特に座り心地で定評がある30000形「EXE」。このたび行われる「EXEα」へのリニューアルで、それが進化します。ポイントは「隙間」です。

言われなければ気づかない、でも、言われたら実感してしまう進化

「EXEα」の座席は、まず通路側の側面に注目です。肘掛けと座面のあいだに、隙間が設けられました。

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「EXEα」の座席。赤い部分が隙間になっている(2016年12月15日、恵 知仁撮影)。

 座ったとき、座面の前方は足で下へ沈み込みます。そのとき「EXEα」の座面はその隙間へ動くことで足にあわせて下がる、つまり座面が足に突っ張らないようになっているのです。

 背もたれの後ろ側も進化しています。傘を安定して置けるフックとリングが新たに設けられました。このほか「EXEα」の座席はリニューアルによってデザインが変化したほか、内部のクッションが新しいものに交換され、使用による乗り心地の劣化が回復されています。

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傘を安定して置けるようになった「EXEα」の座席(2016年12月15日、恵 知仁撮影)。

 それぞれ小さい変化かもしれませんが、小田急の担当者はそれ以上、特段の改良を加えなくとも十分に快適な座席と自信をみせます。

 また座席では、肘掛けに収納されているテーブルも一新。ユニバーサルデザインを考え、肩にある手すりへ点字も用意されます。座席幅は460mm、シートピッチ(座席の前後間隔)は1000mmです。ちなみに、東海道・山陽新幹線N700系普通車の座席幅は440mm(3人掛け中央のB席は460mm)、シートピッチは1040mm(先頭車は1023mm)です。

「EXE」の進化版「EXEα」は、2017年3月から運転の予定。リニューアル第2陣の車両からは、窓側席へのコンセントの設置も計画されています。

【了】

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