「国道」を名乗るフェリー大盛況!? まさに“海の国道”な四国・九州の最短航路、なのに豪華すぎる…!
愛媛の西端・佐田岬半島の三崎港と大分の佐賀関港を結ぶ国道九四フェリーは、四国と九州を結ぶ最短航路です。どのような利用をされているのか乗船してみました。
退屈しない船旅 「あり」と感じた有料席
取材なので、乗船前に船内を見せていただきます。1時間10分の短距離航路ですが、客室は実質4クラスが存在します。
2・3階の一般席はラウンジタイプの座席、通常の座席、カーペットタイプの3種類。2階にはキッズスペースと売店、自動販売機もあります。売店にはおにぎりも並んでいました。
3階は有料施設があります。1室3000円の個室が一番立派で、L字ソファ+カーペット床。前面展望も楽しめます。その隣が入室に500円が必要な展望席。深々と倒れるレッグレスト付きのリクライニングシートが並び、とても快適です。前面展望も楽しめます。また、料金を支払って入室するマッサージチェア室も用意されています。鍵は電子キーで、センサーに触れると開きます。
当日、船には150人以上が乗っており、一般席は大盛況。個室も利用されていました。甲板には「国道197号」の看板もあり、愛媛と大分を結ぶルートの一部であることが実感できます。
船内は総じて美しく保たれており、揺れも少なくて快適です。四国と九州の両方が見え、佐田岬灯台や豊予海峡を行き交う船舶など、風景としても退屈しません。当日、展望席は空席が多くありましたが、私は「あり」と感じました。
15時40分、佐賀関港に到着します。クルマがメインの航路であり、徒歩下船は全てのクルマが降ろされた後です。船の外に出たのは15時51分。佐賀関港に隣接する古宮バス停の大分駅行きバスが15時59分発なので少し焦りましたが、無事乗り継げました。
船は快適で便数も多いため、ドライバーであれば使いやすい航路だと思います。四国~九州の最短航路ながら、船内設備の充実度を含め独自の魅力がありました。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





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