「前が見えなくて危なくないの?」巨大タンカーの操縦室が“最後尾”にある理由 そびえ立つ高さの秘密とは

全長300mを超える巨大なタンカー。実は操縦席が一番後ろにあるのには、巨大船ならではの“安全”と“効率”を突き詰めた合理的な理由がありました。知れば納得の設計思想に迫ります。

“船の頭脳”が後ろにそびえ立つ理由 エンジンの位置と衝突への備え

 巨大なタンカーを見ると、その操縦室(ブリッジ)が船体の一番後ろにあることに気づきます。

Large 20260310 01

拡大画像

なぜブリッジは船の後方にあるのか?(画像:写真AC)

 クルマや電車、飛行機などは前方が見やすいよう、運転席が一番前や前寄りにあるのが一般的です。その傾向はカーフェリーや客船、自動車運搬船、果ては軍艦も同様です。なのに、なぜタンカーのブリッジはあえて後ろに設けられているのでしょうか。

 大きな理由のひとつは、船を動かすエンジンの位置にあります。

 巨大なプロペラを回すエンジンや推進装置は船尾側に置かれることが多いですが、これはプロペラとエンジンをつなぐ重い軸(プロペラシャフト)を短くするためです。

 操縦設備や居住区を船尾側にまとめれば、推進装置まわりの配管や配線、連絡動線を集約しやすく、保守の面でも合理的だとされています。

 加えて、衝突時の安全を守るための“知恵”も挙げられます。

 船首側での衝突などを想定し、重要な操縦設備や乗組員が過ごす場所を船尾側にまとめ、物理的な距離を確保するという考え方があります。

 これは万が一の衝突時にも、“船の頭脳”と人を守るための配置だといえるでしょう。

【これが未来の船!?】「鉄の帆12枚!」のウインドハンターです(写真で見る)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス